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ブログをFirebase+Hugo+LoveItに移行した

今まで技術記事を書くのに色々使ってきましたが、100%満足なものはありませんでした。

プラットフォーム API(CLI) による投稿・アップデート Markdown Ctrl+Vで画像貼り付け Admonitions(後述) 日本人以外にも親切か
Dev.to ☑️ ☑️ ☑️
Medium ☑️ ☑️
テキストエディタ + Jekyll + GitHub Pages ☑️ ☑️ depends on text editor テーマによる? 設定による
Qiita ☑️ ☑️ ☑️
Hatena Blog ムズい ☑️ ☑️

https://blog.wataash.com は今まではてなブログで運用していたのですが、 Hugoで100%満足なものを作ることができたため切り替えることにしました。

私は技術記事を書くときに画像を多用するので、Ctrl+Vで画像を貼り付けられる機能は必須です。

2016時点では(私の知る限り)マークダウン編集中にクリップボードの画像を簡単に貼り付けられるテキストエディタは存在しなかったので、Jekyllは選択肢に入りませんでした。 しかし最近になってMarkdown PasteというVisual Studio Code拡張機能が登場しました。

/ja/hugo/Peek_2020-08-09_13-08.gif
vscode extension 'Markdown Paste'

そして瀑速で安定していてなんか色々超すごい(語彙)Hugoが登場しました。 Hugoは今やJekyllの利用者数を超えるのではないかというくらい多くの人が利用していて、情報もたくさんあります。 Netlify とか Firebase Hosting のような素晴らしいwebホスティングサービスも無料で使える時代になりました。

そんなわけでHugo + Firebase-Hostingを試してみたのですが、これが素晴らしくて、 今後はQiitaなども極力使わずHugoを使ったブログに全てを書いていこうと決めました。

テーマの選択

Hugoのテーマの選択は重要です。 見た目だけでなく機能も提供するためです。 1つの例が admonitions です:

Info
これはinfo admonitionです。
Warning

これはwarning admonitionです。
DO NOT execute:

1
rm -rf /

最高に見やすくないですか? 注釈 (footnote) でも補助的な情報を書くことができますが、admonitionの方が見やすいと思います1

ということでいくつかのGitHubのスター数が多いテーマを試してみました。

テーマ GitHubスター数 (2020-08-09) ダークモード対応 (prefer-color-scheme) 多言語対応 (i.e. https://blog.wataash.com/ https://blog.wataash.com/ja/) Admonitions Disqus comment (see the bottom of this page) 検索 🔍 etc テーマ
Academic (preview) (for generic website including blog) 4851 ☑️ ☑️ ☑️ ☑️ Slow, Making it a simple blog is tough Academic
Even (preview) 1168 ☑️ ☑️ Even
Coder (preview) 1072 ☑️ light/dark switch button is not implemented ☑️ Coder
LoveIt (preview) 604 ☑️ ☑️ ☑️ ☑️ ☑️ LoveIt
Fuji (preview) 41 ☑️ ☑️ ☑️ ☑️ Fuji
Learn (preview) (for documentation, not for blog) 1000 ? ? ? ? ? ? Learn
Docsy (preview) (for documentation, not for blog) 869 ? ? ? ? ? ? Docsy
Book (preview) (for documentation, not for blog) 792 ? ? ? ? ? ? Book

LoveItが完璧だったのでこれにしました。いやー素晴らしい。

Hugoはドキュメントを真面目に読むと学習コストが高いので、 てきとーに効率良く学ぶ方法などもそのうち書きたいと思います。


  1. これが注釈。 個人的な考えですが、注釈は紙の本向けの書式であって、(少なくとも今の技術では)ウェブサイトには向いていないと思います。 本ではページの間に指やしおりをはさんで行ったり来たりするのが容易ですが、 ブラウザだと戻る・進む・スクロール・タブ切り替えのコストが高いからです。 ↩︎